歯ぎしり・食いしばりとは

歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりは、無意識のうちに歯を強く噛み締めたり、擦り合わせたりする習慣です。主に睡眠中に起こりますが、日中でも発生することがあります。これらの習慣は歯や顎に大きな負担をかけ、さまざまな問題を引き起こします。

歯ぎしり・食いしばりの症状

  • 歯のすり減りや破損
  • 顎の痛みや疲れ
  • 頭痛や首の痛み
  • 歯肉の炎症
  • 口の開閉時の違和感や痛み

歯ぎしり・食いしばりの原因

  • ストレスや緊張
  • 噛み合わせの不調
  • 睡眠障害
  • 遺伝的要因
  • 咬合不全や歯の不正列

歯ぎしり・食いしばりの治療方法

  1. ナイトガードの装着

    • 就寝時にナイトガードを装着することで、歯や顎にかかる負担を軽減します。ナイトガードは、歯科医院で個々の口に合わせて作製します。
  2. ボツリヌストキシン注射

    • ボツリヌストキシン(ボトックス)を咬筋に注射することで、筋肉の過度な緊張を緩和し、歯ぎしりや食いしばりの症状を軽減します。効果は3〜6ヶ月間持続します。
  3. 噛み合わせの調整

    • 噛み合わせの不調が原因の場合、歯科医師が適切な調整を行い、噛み合わせを改善します。
  4. ストレス管理

    • ストレスが原因の場合、ストレス管理やリラクゼーション法の指導を行います。心理療法やカウンセリングも有効です。
  5. 生活習慣の改善

    • 睡眠の質を向上させるための生活習慣改善や、適切な姿勢の維持などを指導します。

治療の流れ

  1. カウンセリングと診断

    • 患者様の症状や生活習慣を詳しく伺い、歯ぎしり・食いしばりの原因を特定します。
  2. 治療計画の作成

    • 診断結果に基づき、患者様に最適な治療方法を提案します。
  3. 治療の実施

    • ナイトガードの作製・装着、ボツリヌストキシン注射、噛み合わせの調整など、個々の症状に合わせた治療を行います。
  4. アフターケア

    • 定期的なチェックとメンテナンスを行い、治療効果を維持します。必要に応じて治療計画を見直します。

院長より

メッセージ

板橋区ときわ台の歯医者『板橋ときわ台いしはらデンタルクリニック』院長の石原脩平(いしはらしゅうへい)です。歯ぎしりや食いしばりの症状がある方や、詳しく知りたい方は、ぜひ当院にご相談ください。早期発見と適切な治療が、歯や顎の健康を守る鍵となります。ご予約はお電話またはオンラインで承っております。皆様のご来院を心よりお待ちしております。